退職金を活用しての外壁塗装はあり?新潟の塗装業者選定方法も紹介
住まいは年月を重ねる中で、さまざまな部分が少しずつ経年劣化していきます。
特に外壁は、常に雨や風、太陽の光に晒されているため、ケアが要求される部分です。
そんな外壁塗装を定年退職された際に支給される退職金を活用して、実施することを検討している方も多いのではないでしょうか。
本記事では退職金と外壁塗装の両方の相場を把握することで、退職金で外壁塗装を実施できるかを検証いたします。
中小企業の退職金はどれくらい?
中小企業における退職金の相場は、さまざまな要因に依存しています。具体的な金額は、勤務期間や給与水準、退職理由など、企業の方針によって異なります。
東京都では、中小企業の労使関係の向上を促進するために、年々、賃金制度と退職金制度の改善に努力しています。その一環として、都内の中小企業(従業員数10~299人)約3,500社の賃金と退職金に関する実態調査を実施しています。
令和2年版の『東京都産業労働局 中小企業の賃金・退職金事情』によれば、2020年7月19年時点で、中小企業におけるモデル退職金の平均支給額は、高校卒業者が定年まで勤務し続けた場合で約1,031万4000円、大学卒業者は1,118万89000円でした。
大企業の退職金はどれくらい?
大企業における退職金は、中小企業とどのくらい差があるのでしょうか。厚生労働省が令和元年に、大企業(資本金5億円以上かつ従業員1,000人以上の企業)に対して実施した『厚生労働省 賃金事情等総合調査(令和元年)』によれば、大企業で高卒の社員が定年まで勤務し続けた場合の退職金は1,858万9000円で、大卒の社員が同様に勤務し続けた場合の退職金は2,249万円となります。
まとめ
中小企業と大企業の退職金には差がありますが、退職金は、勤務期間や給与、退職理由に依存し、平均的には約1,000万円〜2,250万円程度の退職金を受け取ることができます。
外壁塗装の予算はどれくらい必要?
住まいは年月を重ねる中で、さまざまな部分が少しずつ経年劣化していきます。
特に外壁は、常に雨や風、太陽の光に晒されているため、ケアが要求される部分です。
外壁塗装は定期的に必要ですが、それほど頻繁には行わないため、費用の相場に詳しくない方もいるのではないでしょうか。
今回は40坪のお家の外壁塗装をご検討中の方へ、費用相場をお伝えします。
適正な相場を知ることで、必要なおおよその予算がわかってきます。
外壁塗装依頼する際に失敗しないよう、こちらの記事情報をお役立てください。
40坪の住宅の外壁塗装の費用相場は?
シリコン塗料を使用し、40坪の住宅の外壁塗装を行う場合、おおよそ90万円が相場となります。
ウレタン塗料の場合、少し安い85万円程度が相場になりますが、耐用年数は短めです。
一方、フッ素塗料の使用では132万円が相場で、耐用年数は長いことが特徴です。
したがって、40坪の住宅の外壁塗装の一般的な費用は、約90~140万円の範囲となります。
この価格には、足場設置費や高圧洗浄費、養生費などが含まれており、工事の全体的な費用を考慮したものです。ただし、使用する塗料の選択や住宅の特性、外壁の状況などによって、この価格は変動する可能性があるため、これらの数字はあくまで目安として参照するのが良いでしょう。
40坪の外壁塗装にかかる費用の内訳は?
40坪の住宅の外壁塗装でかかる費用の相場がわかったところで、具体的な内訳についても理解しておくことが大切です。
外壁塗装にかかる費用は以下4つがあり、何にいくらかかるのかを把握しておくことで適正な見積書なのかを確認するのに役立ちます。
・塗料・材料費 - 約20~25% (20万円〜25万円程度)
・足場代 - 約15~20% (15万円〜20万円程度)
・人件費 - 約30% (30万円)
・諸経費・運営費 - 約30% (30万円)
※()の価格は100万円で依頼した場合
結論
以上のように退職金の相場と外壁塗装相場をご案内させて頂きました。
このことから外壁塗装は、平均的には退職金のおおよそ10分の1の予算で実施できる場合が多いといえます。
あくまで退職金の一部となるため、定年退職された機会に、老後のより良い生活を送るため、住宅のメンテナンスの一つとして、外壁塗装を検討しても良いのではないでしょうか。
新潟市で「優良塗装業者」を選ぶためには?
塗装業者を選ぶ際には、一時的な雰囲気や印象に流されることは避けましょう。見た目だけでなく、確かな信頼性や品質に基づいて選ぶことが重要になってきます。
大幅な値引きなどの甘い言葉に乗せられて契約することも、悪徳業者の一般的な手法であり、注意が必要です。
そこで、安心して選ぶための「優良業者の見極め方」についてご説明いたします。
保証やアフターフォローが充実している
万一トラブルが発生した場合、信頼できるサポート体制が整っているかどうかは、重要な要素です。大きな被害が発生したにもかかわらず、保証の対象外だったという状況を避けるためには、適切な保証サービスや保険の選択、そして頼りになるアフターサービスを提供している業者を選ぶことが肝要です。
目的に合わせて最適な塗料を提案してくれる業者
依頼者の要望や外壁の状態、建物の場所や用途などから、最適な塗料は自然と絞りこまれてくるものです。お住まいに最も相応しい塗料と施工方法は、必ず存在します。単に価格だけを重視して提案してくる業者ではなく、真に依頼者の目的に合致した提案をしてくれる業者を選ぶことが大切です。
スタッフの技術力が十分にある業者
スタッフの技術力を判断するのは、依頼者にとっては困難なことです。しかし、技術力を評価する指標は、いくつか存在します。例えば、必要な作業に対応するための適切な資格を持っているか、各種業者団体に所属しているかなどです。また、建設業許可を取得しているかも重要ですし、各都道府県の塗装業協同組合への加入も業者の信頼性の目安となります。
実績のある塗装業者
実績のある塗装業者は、信頼性があるといえます。
もちろん、これが全てに当てはまるわけではありませんが、長い期間経営を続けている業者は悪徳業者ではない可能性が高いでしょう。
悪徳業者は口コミなどで悪評が立ちやすく、数年も経たずに消えてしまうことが多いのです。しかし、創業から20年以上の歴史を持つ塗装業者は、その実績と評判から経営が続けられているといえます。
新潟市の塗装業者とトラブルになったらどうする?
ここまで、悪徳業者の危険性について詳しくご説明しました。しかし、万が一施工後にトラブルが発生してしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?
最後に、新潟市で塗装業者とトラブルに巻き込まれた際の適切な対処法をご紹介いたします。
クーリングオフ
外壁塗装や屋根塗装の場合、新潟市を含めて、契約後の8日間以内であればクーリングオフ制度が利用できます。ただし、注意が必要なのは、自分から業者に依頼した場合(訪問営業ではない場合)は解約ができないという制限があることです。
実際に外壁塗装や屋根塗装を行う場合、契約から施工完了までに8日以上かかってしまうことがほとんどです。そのため、残念ながらクーリングオフ制度を利用できる機会は非常に限られているといえます。
消費生活センター
残念なことに、悪徳業者はクレーム対応にも熟練しており、個人の力だけで対抗することは困難であることが予想されます。
そんな状況の場合、新潟市にある消費生活センターに相談することは、非常に効果的な手段です。消費生活センターの詳細は以下の通りです。
住所 | 〒951-8507 新潟市中央区西堀前通6番町894-1 西堀ローサ内 |
電話番号 (平日 9:00〜16:30) | (025)228-8100(相談専用) |
※必ずしもトラブル解決が保証されるわけではないことに留意してください。
住まいるダイヤル
住まいるダイヤル(正式名称「公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター」)は、相談窓口として有名な存在です。特にリフォーム関連のトラブルに関しては、その知名度は非常に高く、新潟市内でも多くの人々が信頼して利用しています。
こちらの公益財団法人は、国が厳格に認めた法人であり、その信頼性は折り紙付きです。実際に起きた詐欺の事例なども紹介されており、塗装をする前に一度チェックすることをおすすめします。