外壁塗装の種類と選び方を解説!新潟の優良塗装業者を選ぶポイントもご紹介

外壁塗装に使用される塗料は、その中に含まれる樹脂成分の違いによって異なるグレードに分けられています。それぞれの塗料には特徴、機能、価格があり、それに伴って耐用年数も異なります。

この記事では、多くの種類の外壁塗装用塗料とそれらの特徴について詳しく説明します。さらに、工事の費用対効果を考慮しながら、どの塗料を選ぶべきかについても解説します。

❶アクリル樹脂系塗料

アクリル樹脂系塗料は、通常最も安価な選択肢になります。ただし、汚れが付きやすく、耐久性が低い(耐久年数も短い)、紫外線に弱く、湿気を通しやすいといった特徴があります。そのため、本来的には外壁や屋根の塗装には適していません。

現在は、より高性能でコスト効率の良い塗料が多く市場に出ており、外壁塗装においてはアクリル塗料はあまり使用されなくなっています。ただし、家を建て替える予定があり、長期間の耐久性を求めない場合や、屋外の簡易な小屋を塗り替える際など、特定の状況下ではアクリル塗料の使用を考えることもできます。

❷ウレタン樹脂系塗料

ウレタン塗料はアクリル系塗料に比べるとやや紫外線に強く、そのため耐用年数もわずかに長いです。また、この塗料は柔軟性が高く、外壁にしっかりと密着します。そのため、鉄部や木部などさまざまな素材に適しており、雨樋や雨戸などの細部の凹凸が多い付帯部の塗装にも適しています。

以前は、戸建て住宅の外壁塗装において、ウレタン塗料が一般的でした。しかし、最近では「シリコン系塗料」というウレタン塗料よりも高性能な選択肢が広まり、その結果、価格が下がってきたため、多くの人々がシリコン塗料を選ぶ傾向にあります。そのため、ウレタン塗料を外壁に塗装するケースは非常に少なくなっています。

❸シリコン樹脂系塗料

シリコン樹脂系塗料は、優れた耐汚性と優れた耐候性を備えており、これらの特性により、現在では戸建て住宅の外壁塗装において最も一般的に使用されている塗料となっています。その耐用年数は非常に長く、通常では10〜15年にわたります。

この種の塗料は、厳密にはアクリルにシリコンを配合した成分で構成されており、「アクリルシリコン」とも呼ばれています。ただし、多くの塗料メーカーや外壁塗装業者は、混同を避けるために「シリコン樹脂塗料」または「シリコン系塗料」という表現を用いています。

❹ラジカル制御塗料

「ラジカル制御型塗料」という新しい塗料カテゴリーは、2010年代に登場し、シリコン塗料やフッ素塗料と比較して、優れた特性を持ちつつも、コスト面でお求めやすいという点で注目を浴びています。この塗料は、耐久性に優れており、一般的に人気の高いシリコン塗料よりも耐久年数が長く、最も高価なフッ素塗料に比べて経済的です。

ラジカル塗料は、酸化チタンから生まれるラジカルを効果的に捉え、塗料の構造に包み込む設計となっています。この特性により、紫外線の影響を受けても塗料にダメージを与えず、樹脂の耐久性を長期間にわたり維持することができます。

❺フッ素樹脂系塗料

フッ素塗料は、外壁の塗料の中でも最も長寿命で、15~20年もの耐久性を誇る素材です。その高い性能から、高層ビルなどでも広く使用されているハイグレード塗料です。

フッ素塗料は一度の施工においては費用が高く感じられるかもしれませんが、その耐用年数を考慮すると、長期間にわたって見ると、他の塗料に比べて経済的にも利益があります。15~20年もの間、再塗装の必要がないため、コスト面でもお得な選択と言えるでしょう。

ただし、フッ素塗料は素晴らしい塗料ですが、施工の品質によっては問題が生じることがあります。施工業者の技術が不十分な場合、高性能な塗料であってもすぐにはがれてしまうことがあるため、信頼性のある業者を選ぶことが重要です。

❻光触媒塗料

光触媒塗料は、セルフクリーニングの機能を備えた特別な塗料です。光触媒塗料は、外壁に汚れが付着しにくく、塗料自体の耐久性も非常に高いため、長期間にわたり美観を保つことができます。

光触媒塗料は、塗装すると表面に酸化チタンの薄い層を形成します。この層は紫外線に反応し、汚れを分解する能力を持っています。さらに、この塗料は「親水性」という性質を持っており、水と非常によく結びつく特徴があります。そのため、外壁に汚れが付着してしまっても、雨水が隙間に入り込み、分解された汚れを浮かせて排除するのに役立ちます。これにより、外壁は清潔で美しい状態を保ち続けることができるのです。

まずはシリコン塗料を検討しましょう!

塗料の選択肢が多く、どれを選ぶべきか迷った際には、まずシリコン塗料に関する見積もりを取ってみることをおすすめします。その後、「予算を抑えたい場合にはウレタン塗料」、または「少し余裕のある予算であればフッ素塗料」といった順番で、別々の見積もりを依頼してみることが良いでしょう。

最終的な外壁塗装の予算計画において、コストパフォーマンスに優れているシリコン塗料を基準にすることがおすすめです。

シリコン塗料はさまざまなメーカーから提供されており、同じシリコン塗料でも金属に塗装できるものとそうでないもの、セラミックが配合されたもの、伸縮性のある弾性タイプなど、多様なバリエーションが存在します。

適切な塗料選びは、住宅の場所や地域の気候条件(日照、湿度、降水量など)、予算などに大きく影響されるため、自宅の外壁の状態に最適な塗料を見つけるために、塗装業者に現地調査を依頼し、専門家のアドバイスを受けることが最も効果的です。

新潟市で「優良塗装業者」を選ぶためには?

塗装業者を選ぶ際には、一時的な雰囲気や印象に流されることは避けましょう。見た目だけでなく、確かな信頼性や品質に基づいて選ぶことが重要になってきます。

大幅な値引きなどの甘い言葉に乗せられて契約することも、悪徳業者の一般的な手法であり、注意が必要です。

そこで、安心して選ぶための「優良業者の見極め方」についてご説明いたします。

保証やアフターフォローが充実している

万一トラブルが発生した場合、信頼できるサポート体制が整っているかどうかは、重要な要素です。大きな被害が発生したにもかかわらず、保証の対象外だったという状況を避けるためには、適切な保証サービスや保険の選択、そして頼りになるアフターサービスを提供している業者を選ぶことが肝要です。

目的に合わせて最適な塗料を提案してくれる業者

依頼者の要望や外壁の状態、建物の場所や用途などから、最適な塗料は自然と絞りこまれてくるものです。お住まいに最も相応しい塗料と施工方法は、必ず存在します。単に価格だけを重視して提案してくる業者ではなく、真に依頼者の目的に合致した提案をしてくれる業者を選ぶことが大切です。

スタッフの技術力が十分にある業者

スタッフの技術力を判断するのは、依頼者にとっては困難なことです。しかし、技術力を評価する指標は、いくつか存在します。例えば、必要な作業に対応するための適切な資格を持っているか、各種業者団体に所属しているかなどです。また、建設業許可を取得しているかも重要ですし、各都道府県の塗装業協同組合への加入も業者の信頼性の目安となります。

実績のある塗装業者

実績のある塗装業者は、信頼性があるといえます。

もちろん、これが全てに当てはまるわけではありませんが、長い期間経営を続けている業者は悪徳業者ではない可能性が高いでしょう。

悪徳業者は口コミなどで悪評が立ちやすく、数年も経たずに消えてしまうことが多いのです。しかし、創業から20年以上の歴史を持つ塗装業者は、その実績と評判から経営が続けられているといえます。

新潟市の塗装業者とトラブルになったらどうする?

ここまで、悪徳業者の危険性について詳しくご説明しました。しかし、万が一施工後にトラブルが発生してしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?

最後に、新潟市で塗装業者とトラブルに巻き込まれた際の適切な対処法をご紹介いたします。

クーリングオフ

外壁塗装や屋根塗装の場合、新潟市を含めて、契約後の8日間以内であればクーリングオフ制度が利用できます。ただし、注意が必要なのは、自分から業者に依頼した場合(訪問営業ではない場合)は解約ができないという制限があることです。

実際に外壁塗装や屋根塗装を行う場合、契約から施工完了までに8日以上かかってしまうことがほとんどです。そのため、残念ながらクーリングオフ制度を利用できる機会は非常に限られているといえます。

消費生活センター

残念なことに、悪徳業者はクレーム対応にも熟練しており、個人の力だけで対抗することは困難であることが予想されます。

そんな状況の場合、新潟市にある消費生活センターに相談することは、非常に効果的な手段です。消費生活センターの詳細は以下の通りです。

概要内容
住所〒951-8507 新潟市中央区西堀前通6番町894-1 西堀ローサ内
電話番号
(平日 9:00〜16:30)
(025)228-8100(相談専用)

※必ずしもトラブル解決が保証されるわけではないことに留意してください。

住まいるダイヤル

住まいるダイヤル(正式名称「公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター」)は、相談窓口として有名な存在です。特にリフォーム関連のトラブルに関しては、その知名度は非常に高く、新潟市内でも多くの人々が信頼して利用しています。

こちらの公益財団法人は、国が厳格に認めた法人であり、その信頼性は折り紙付きです。実際に起きた詐欺の事例なども紹介されており、塗装をする前に一度チェックすることをおすすめします。