木材塗料はどうしたらいい?塗料や業者かDIYの基準を解説!新潟エリア向け

ご自宅のテーブルやウッドデッキ、さまざまな場所に存在する木材の傷や汚れが目につき、きれいに修復したいと考えていらっしゃるかもしれません。また、新たな風を取り入れるために色調を変えたいと思われるかもしれません。しかし、木材を塗装しようとする際、どの塗料を選べばよいか分からないこともあるでしょう。

実は、木材の塗料は通常、外壁や屋根に使用される塗料とは異なる特性を持っています。木材の塗料には、防カビ、防腐、防虫の機能が求められるだけでなく、木材自体が通気できるようにする必要があります。

この記事では、木材塗料の種類についてやDIYか、業者に依頼するかの基準を詳しくご説明いたします。

木材塗料の種類について

木材の塗装には、「木目を活かす塗料」と「木目を隠す塗料」という2つの主要なタイプが存在し、それぞれの特徴を持っています。まず、これらの違いについて詳しく説明しましょう。

1. 木目を活かす塗料

「木目を活かす塗料」は、木材の内部に保護成分を浸透させるタイプの塗料です。この種の塗料の特長は、浸透することで木材表面に塗膜を形成せず、木材固有の温かみを損なわないことです。

木目を活かす塗料は浸透し、表面に塗膜を形成しないため、通常見られる塗膜の剥離や割れの問題がほとんどありません。ただし、耐久性がやや低いため、木材自体の劣化が進行している場合や、外部環境にさらされる場合には、塗料の効果が短命になることがあります。一般的な再塗装サイクルは1年から3年程度と考えておいた方が良いでしょう。

製品例)
  • 製品名:キシラデコール
  • 色数:15色
  • 塗回数:2~3回
  • 参考価格:¥9,000 (3.4L)
  • 施工可能面積:5~7㎡/L
  • 塗り重ね乾燥時間:12時間
  • 溶液タイプ:溶剤

2. 木目を隠す塗料

「木目を隠す塗料」は、木材表面に塗膜を形成するタイプの塗料です。この種の塗料の主な特徴は、高い耐久性です。

耐久性の高さから、屋外での使用に適しています。また、素地を完全に隠蔽できるため、木材の割れや汚れなどの劣化症状を効果的に隠すことができます。ただし、木目が塗りつぶされるため、木材の本来の質感が失われてしまう点や、塗膜が形成されることから剥離や割れの可能性があることに留意する必要があります。

木目を隠す塗料を使用すると、雰囲気は大きく変わり、木の質感は鈍化します。一般的な再塗装サイクルは、4年から6年程度となります。

製品例)
  • 製品名:キシラデコールコンゾラン
  • 色数:18色
  • 塗回数:2~3回
  • 参考価格:¥8,400 (3.5kg)
  • 施工可能面積:4~6.6㎡/kg
  • 塗り重ね乾燥時間:1~2時間
  • 溶液タイプ:水性

業者に依頼するべき?

木材の塗装をDIYで行うか、業者に依頼するかの判断基準について、以下の3つの要点を考えてみましょう。

1. 足場の必要性

高所の塗装が必要な場合、足場の設置が不可欠であり、作業が危険を伴います。足場が必要な場合、最終的には足場の業者に依頼することになるでしょう。このような場合は、安全を考慮して業者にお任せすることをおすすめします。

2. 塗装対象の面積

広範囲の外壁などを塗装する場合、業者に依頼することが賢明です。しかし、ウッドデッキなどの小さな面積であれば、DIYでの塗装が十分に可能です。

3. 木材の塗装状態

木材がすでに塗装されている場合、新たな塗装を行おうとすると塗装が受け付けないことがあります。木材が塗装済みかどうかを確認するために、簡単な方法として水をかけてみることができます。水がはじかれる場合、既に何らかの塗装が施されている可能性が高いため、業者に依頼する方が適しているでしょう。小規模な場合には、サンドペーパーを使用して研磨し、古い塗装を取り除くことも考えられます。

これらの要因を考慮して、DIYか専門業者に依頼するかの判断を行いましょう。安全性や作業の規模、木材の状態に応じて最適な選択を検討することが重要です。

新潟市で「優良塗装業者」を選ぶためには?

塗装業者を選ぶ際には、一時的な雰囲気や印象に流されることは避けましょう。見た目だけでなく、確かな信頼性や品質に基づいて選ぶことが重要になってきます。

大幅な値引きなどの甘い言葉に乗せられて契約することも、悪徳業者の一般的な手法であり、注意が必要です。

そこで、安心して選ぶための「優良業者の見極め方」についてご説明いたします。

保証やアフターフォローが充実している

万一トラブルが発生した場合、信頼できるサポート体制が整っているかどうかは、重要な要素です。大きな被害が発生したにもかかわらず、保証の対象外だったという状況を避けるためには、適切な保証サービスや保険の選択、そして頼りになるアフターサービスを提供している業者を選ぶことが肝要です。

目的に合わせて最適な塗料を提案してくれる業者

依頼者の要望や外壁の状態、建物の場所や用途などから、最適な塗料は自然と絞りこまれてくるものです。お住まいに最も相応しい塗料と施工方法は、必ず存在します。単に価格だけを重視して提案してくる業者ではなく、真に依頼者の目的に合致した提案をしてくれる業者を選ぶことが大切です。

スタッフの技術力が十分にある業者

スタッフの技術力を判断するのは、依頼者にとっては困難なことです。しかし、技術力を評価する指標は、いくつか存在します。例えば、必要な作業に対応するための適切な資格を持っているか、各種業者団体に所属しているかなどです。また、建設業許可を取得しているかも重要ですし、各都道府県の塗装業協同組合への加入も業者の信頼性の目安となります。

実績のある塗装業者

実績のある塗装業者は、信頼性があるといえます。

もちろん、これが全てに当てはまるわけではありませんが、長い期間経営を続けている業者は悪徳業者ではない可能性が高いでしょう。

悪徳業者は口コミなどで悪評が立ちやすく、数年も経たずに消えてしまうことが多いのです。しかし、創業から20年以上の歴史を持つ塗装業者は、その実績と評判から経営が続けられているといえます。

新潟市の塗装業者とトラブルになったらどうする?

ここまで、悪徳業者の危険性について詳しくご説明しました。しかし、万が一施工後にトラブルが発生してしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?

最後に、新潟市で塗装業者とトラブルに巻き込まれた際の適切な対処法をご紹介いたします。

クーリングオフ

外壁塗装や屋根塗装の場合、新潟市を含めて、契約後の8日間以内であればクーリングオフ制度が利用できます。ただし、注意が必要なのは、自分から業者に依頼した場合(訪問営業ではない場合)は解約ができないという制限があることです。

実際に外壁塗装や屋根塗装を行う場合、契約から施工完了までに8日以上かかってしまうことがほとんどです。そのため、残念ながらクーリングオフ制度を利用できる機会は非常に限られているといえます。

消費生活センター

残念なことに、悪徳業者はクレーム対応にも熟練しており、個人の力だけで対抗することは困難であることが予想されます。

そんな状況の場合、新潟市にある消費生活センターに相談することは、非常に効果的な手段です。消費生活センターの詳細は以下の通りです。

概要内容
住所〒951-8507 新潟市中央区西堀前通6番町894-1 西堀ローサ内
電話番号(平日 9:00〜16:30)(025)228-8100(相談専用)

※必ずしもトラブル解決が保証されるわけではないことに留意してください。

住まいるダイヤル

住まいるダイヤル(正式名称「公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター」)は、相談窓口として有名な存在です。特にリフォーム関連のトラブルに関しては、その知名度は非常に高く、新潟市内でも多くの人々が信頼して利用しています。

こちらの公益財団法人は、国が厳格に認めた法人であり、その信頼性は折り紙付きです。実際に起きた詐欺の事例なども紹介されており、塗装をする前に一度チェックすることをおすすめします。