外壁塗装のお金がない場合の対処法を紹介!相場や新潟の補助金も解説
外壁塗装の予算はどれくらい必要?
住まいは年月を重ねる中で、さまざまな部分が少しずつ経年劣化していきます。
特に外壁は、常に雨や風、太陽の光に晒されているため、ケアが要求される部分です。
外壁塗装は定期的に必要ですが、それほど頻繁には行わないため、費用の相場に詳しくない30坪〜40坪のお家の外壁塗装をご検討中の方へ、費用相場をお伝えします。
適正な相場を知ることで、必要なおおよその予算がわかってきます。
外壁塗装には、それなりの費用がかかります。
ただし、一度放置してしまうと外壁の劣化が進み、修理費用がますます高額になる可能性があります。ここでは、すぐに費用を捻出できない場合でも試してみることができる4つの方法をご紹介します。
40坪の住宅の外壁塗装の費用相場は?
シリコン塗料を使用し、40坪の住宅の外壁塗装を行う場合、おおよそ90万円が相場となります。
ウレタン塗料の場合、少し安い85万円程度が相場になりますが、耐用年数は短めです。
一方、フッ素塗料の使用では132万円が相場で、耐用年数は長いことが特徴です。
したがって、40坪の住宅の外壁塗装の一般的な費用は、約90~140万円の範囲となります。
この価格には、足場設置費や高圧洗浄費、養生費などが含まれており、工事の全体的な費用を考慮したものです。ただし、使用する塗料の選択や住宅の特性、外壁の状況などによって、この価格は変動する可能性があるため、これらの数字はあくまで目安として参照するのが良いでしょう。
30坪の住宅の外壁塗装の費用相場は?
30坪の住宅の外壁塗装費用について解説いたします。
壁塗装費用の一般的な相場として、50万円から120万円程度になります。もし、外壁だけでなく屋根の塗装も検討されている場合、70万円から150万円程度が相場です。
ただし、外壁塗装費用は様々な要因に影響されます。具体的には、塗装する外壁の面積、選ばれる塗料のグレード、外壁の現状、および必要な付帯工事などが大きく影響します。したがって、実際の見積もりを取得する際には、これらの要因を詳細に検討することが大切です。
外壁塗装のお金がない場合の4つの対処法!
1. 火災保険の活用を検討する
災害による損害を補償する火災保険は、自然災害による外壁や屋根の損傷にも適用されます。ただし、保険の種類や条件によって補償範囲が異なるため、自身の保険について詳しく調査しましょう。業者による不良施工や故意の破損は保険が適用されないこともありますが、外壁塗装の補償範囲に含まれる場合もあるので、専門家や保険会社に相談してみてください。ただし、補償を受けるためには一定の条件がありますので、事前に確認しておくことが大切です。
2. リフォームローンを利用する
リフォームローンは、住宅の修繕工事などに利用できるローンです。外壁塗装にも利用できますが、金利がかかることを考慮しておく必要があります。リフォームローンの利用を希望する場合は、住宅ローンの借り入れ先や銀行、外壁塗装業者などと相談してみてください。
3. 補助金や助成金を申請する
地方自治体では、リフォームに対する補助金や助成金を提供している場合があります。外壁塗装に関する補助金や助成金があるかどうか、調査してみる価値があります。
新潟市民を対象にした、住宅の外壁、屋根塗装に対する助成金があることをご存知でしょうか。
新潟市では「子育て・高齢者支援 健幸すまいリフォーム助成事業」が用意されています。 既存住宅の温熱環境を改善する目的で外壁・屋根に遮熱塗料を使用した場合は交付対象となります。
助成事業の概要
補助金額
補助対象経費:
基本工事+プラス工事の合計額(税抜)の1/10
上限:基本工事1種類 5万円
基本工事2~3種類 10万円、最大5万円までの補助金が支給される制度なので、ぜひ有効活用したいところです。
外壁、屋根断熱等を実施しつつ、プラス工事として外壁塗装を実施することで補助金を受給することができます。
4. 複数の業者から見積もりを取る
一つの業者だけでなく、複数の業者から見積もりを取ることで費用の相場を把握することができます。ただし、条件が同じでないと正確な比較が難しいため、注意が必要です。外壁塗装の範囲や使用する塗料などを揃えて見積もりを取ることが重要です。また、安い業者を選ぶ際には施工品質や信頼性も考慮してください。
新潟市で「優良塗装業者」を選ぶためには?
塗装業者を選ぶ際には、一時的な雰囲気や印象に流されることは避けましょう。見た目だけでなく、確かな信頼性や品質に基づいて選ぶことが重要になってきます。
大幅な値引きなどの甘い言葉に乗せられて契約することも、悪徳業者の一般的な手法であり、注意が必要です。
そこで、安心して選ぶための「優良業者の見極め方」についてご説明いたします。
保証やアフターフォローが充実している
万一トラブルが発生した場合、信頼できるサポート体制が整っているかどうかは、重要な要素です。大きな被害が発生したにもかかわらず、保証の対象外だったという状況を避けるためには、適切な保証サービスや保険の選択、そして頼りになるアフターサービスを提供している業者を選ぶことが肝要です。
目的に合わせて最適な塗料を提案してくれる業者
依頼者の要望や外壁の状態、建物の場所や用途などから、最適な塗料は自然と絞りこまれてくるものです。お住まいに最も相応しい塗料と施工方法は、必ず存在します。単に価格だけを重視して提案してくる業者ではなく、真に依頼者の目的に合致した提案をしてくれる業者を選ぶことが大切です。
スタッフの技術力が十分にある業者
スタッフの技術力を判断するのは、依頼者にとっては困難なことです。しかし、技術力を評価する指標は、いくつか存在します。例えば、必要な作業に対応するための適切な資格を持っているか、各種業者団体に所属しているかなどです。また、建設業許可を取得しているかも重要ですし、各都道府県の塗装業協同組合への加入も業者の信頼性の目安となります。
実績のある塗装業者
実績のある塗装業者は、信頼性があるといえます。
もちろん、これが全てに当てはまるわけではありませんが、長い期間経営を続けている業者は悪徳業者ではない可能性が高いでしょう。
悪徳業者は口コミなどで悪評が立ちやすく、数年も経たずに消えてしまうことが多いのです。しかし、創業から20年以上の歴史を持つ塗装業者は、その実績と評判から経営が続けられているといえます。
新潟市の塗装業者とトラブルになったらどうする?
ここまで、悪徳業者の危険性について詳しくご説明しました。しかし、万が一施工後にトラブルが発生してしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?
最後に、新潟市で塗装業者とトラブルに巻き込まれた際の適切な対処法をご紹介いたします。
クーリングオフ
外壁塗装や屋根塗装の場合、新潟市を含めて、契約後の8日間以内であればクーリングオフ制度が利用できます。ただし、注意が必要なのは、自分から業者に依頼した場合(訪問営業ではない場合)は解約ができないという制限があることです。
実際に外壁塗装や屋根塗装を行う場合、契約から施工完了までに8日以上かかってしまうことがほとんどです。そのため、残念ながらクーリングオフ制度を利用できる機会は非常に限られているといえます。
消費生活センター
残念なことに、悪徳業者はクレーム対応にも熟練しており、個人の力だけで対抗することは困難であることが予想されます。
そんな状況の場合、新潟市にある消費生活センターに相談することは、非常に効果的な手段です。消費生活センターの詳細は以下の通りです。
住所 | 〒951-8507 新潟市中央区西堀前通6番町894-1 西堀ローサ内 |
電話番号 (平日 9:00〜16:30) | (025)228-8100(相談専用) |
※必ずしもトラブル解決が保証されるわけではないことに留意してください。
住まいるダイヤル
住まいるダイヤル(正式名称「公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター」)は、相談窓口として有名な存在です。特にリフォーム関連のトラブルに関しては、その知名度は非常に高く、新潟市内でも多くの人々が信頼して利用しています。
こちらの公益財団法人は、国が厳格に認めた法人であり、その信頼性は折り紙付きです。実際に起きた詐欺の事例なども紹介されており、塗装をする前に一度チェックすることをおすすめします。